ワンレングスの切り方!ワンレングスをキレイに切る8つのポイント

ワンレングス切り方
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ワンレングスはカットラインが仕上がりのラインとしてハッキリとでるスタイルだ。そのためキレイにカットされていないと、何度も切りなおしてしまい時間がかかってしまう。また、ラインがでるので切りすぎると、スタイルが崩れて失敗につながる。

キレイに切れないのは必ず原因がある。年間200名以上の美容師の方にカットを教えている中でその原因は下記の8つあることがわかった。この8つの原因を理解して、これからお伝えする通りのワンレングスの切り方でカットすれば、キレイにワンレングスを作る事ができる。

・髪の毛が縮み上がる
・毛の流れ
・指の入れ方
・ハサミの入れ方
・目線の高さ
・パネルの持ち方
・チェック
・ハサミ

まず、ワンレングスがキレイに切れない8つの原因の詳細を紹介する。その後に、その原因をカバーしたワンレングスの切り方を動画で紹介する。原因を理解した上で動画を見ながらその通りにカットすることで、よりキレイに納得してカットすることが出来る。是非、実践してみて欲しい。

*ワンレングスの切り方の動画を先に見たい場合は、本文下のまとめに動画のリンクがあるのでそちらに進んで欲しい。

原因1.髪の毛が縮み上がる

1-1.インサイドグラデーションを入れる

ワンレングスとは
(画像1)

通常、画像1のようにワンレングスをウエットカットした場合、乾かすと表面の髪の毛が短くなり段差がついてしまう。髪の毛が収縮するからだ。髪の毛は、水分を含むと膨張して長さが伸びる。しかし、乾かすと水分がなくなり縮んでしまう。

段差が入らないようにワンレングスでカットした場合、内側の髪の毛に比べ、表面の髪の毛の方が長さが長い。

ワンレングスとは
(画像2)

画像2でみると内側の髪の毛に比べて、表面は内側の髪の毛の約3倍長さがあるので、単純計算すると表面の方が3倍縮む。そのため、下記の画像3のように表面の髪の毛が縮み上がることを考慮して、表面の髪の毛が徐々に長くなるように内側に段差をつければ良い。この内側に幅の狭い段差のついた状態をインサイドグラデーション(イングラ)という。

イングラ
(画像3)

インサイドグラデーションの入れ方は複数ある。ワンレングスをきれいに切るためにもっとも切りやすいインサイドグラデーションの入れ方は、「パネルの角度を0度より内側に押して切る」ことだ。

そうすることで自然に戻したときに、表面の髪の毛が徐々に長くなりインサイドグラデーションになる。首や背中に当たるところまで、しっかり内側に押して切ることがポイントだ。画像4を参考。

ワンレングス切り方
(画像4)

1-2.耳後ろは78.75度下げて切る

ワンレングスコツ
(画像5)

床に対して平行なラインのワンレングスを切ると、画像5のように、耳後ろのカットラインが前上がりになってしまい、穴が開いているように見え場合がある。これは、ポイント1で紹介したように、髪の毛の収縮する性質によるものだ。

ワンレングスとは
(画像6)

耳後ろのバックサイドのエリアの内側の髪の毛の長さを見ると、サイド寄りの髪の毛は長く、バックセンター寄りの髪の毛は短い。髪の収縮は、長い髪の毛の方が縮み上がるので、床平行にカットしても、乾かしてみるとサイド寄りの髪の毛の方が縮む。その結果、前上がりのラインになり、全体を見るとそこの部分に穴が開いて用に見える。

そのため、バックサイドのエリアは、縮み上がることを考慮して前下がりに切ると良い。角度でいうと、約78.75度前下がりに切ると乾かした時に床平行になる。切り方としては、そのまま前下がりに切っても良いのだが、それだと左右の長さが合わせずらい。

ワンレングスとは
(画像7)

ワンレングスとは
(画像8)

切りやすい切り方としては、画像7、画像8のよう、バックサイドの髪の毛を、バックセンターの面の位置まで引いてカットするということをする。そうすることで、耳後ろの髪の毛を後ろに引いて切っている状態になるので、自然に戻した時に前下がりになる。これで乾かすと、耳後ろも穴を開けずにきれいに切ることが出来る。

ワンレングスとは
(画像9)

ちなみに、画像9のように、真後ろの面まで引いてカットすると、引き過ぎになり、乾かしても前下がりのままになってしまう。そのため、バックセンターの面まで引いて切るということが大切なポイントになるので、真後ろの面まで引き過ぎないように注意してほしい。

 

原因2.毛の流れ

例えば、センターパートでカットしたとする。仕上げの際にお客様が「分け目を左で分けて欲しい」と言われたとしよう。センターパートでワンレングスが完成されれるようにカットしたので、サイドパート分け直すと、ライトサイドはワンレングスのままだが、ヘビーサイドは表面の髪の毛が短くなってしまう。画像10を参照。

ワンレングスとは
(画像10)

必ず分け目を確認して分け目に合わせてワンレングスが完成されるようにカットすることがポイントとなる。

*センターパート・・・真ん中・正中線上の分け目
*サイドパート・・・横の分け目
*ヘビーサイド・・・分け目から幅の広い方のサイド
*ライトサイド・・・分け目から幅の狭い方のサイド

ワンレングスとは
(画像11)

分け目は基本的に、画像11のようにGP(ゴールデンポイント)とTMP(テンプルポイント)を繋ぐ表面の部分にある。また、ここのエリアは、毛の流れの影響を受けやすいエリアとなっている。分け目に合わせてカットするだけでなく、毛の流れにしっかり合わせてカットすることも重要だ。

*GP・・・毛流れに合わせてとかすと分かれる、頭の頭頂部より2,3㎝後ろにある髪の毛流れの分岐点。後ろの一番表面の髪の毛でもある。GPよりフロントの髪の毛はサイドの方へ落ちる。GPより後ろの髪の毛は後ろに落ちる
*TMP・・・目尻の上がったところとフェイスラインがクロスするポイント

ワンレングスとは
(画像12)

例えば、画像12のようにTP(トップポイント)とEP(イヤーポイント)を結ぶラインでサイドとバックで分けてカットしたとする。しかし、基本的にはGPよりフロントの髪の毛はサイドの方へ落ちてくる毛流れになっている。

そのため、TPとGPの間の髪の毛はバックでカットしてしまうと、仕上げの際にサイドの表面の髪の毛として落ちてくるので、サイドの表面の一部が短くなり、ワンレングスではなくなってしまう。

*TP・・・頭の頭頂部。EPから床に対して垂直に上がったポイント
*EP・・・耳後ろの付け根のポイント

ワンレングスとは
(画像13)

毛流れに合わせてカットするために、GPとTMPを結ぶエリアの髪の毛は、全体を乾かして、分け目と毛流れに合わせてカットする。画像13参照。

 

原因3.指の入れ方

ワンレングスカットコツ
(画像14)

左右の長さが合わない原因の1つは、パネルを持つ人差し指の入れ方が斜めに入っていることがある。

正しい手順は下記となる。
①切りたいカットラインをイメージしながらコームを入れる。(例、床平行なら、コームを床平行のラインをイメージしながら床平行に入れる)
②コームに対して指を平行に入れる。

例えば、床平行に切りたいのに、2つ目の手順の指が斜めに入ってしまうと、ハサミも同様に斜めに入りやすくなる。その結果カットラインが微妙に斜めになり、左右差がでてしまう。そのため、指をコームでイメージしたラインに対して平行に入れることが大切になる。(画像14参照)

ワンレングスカットコツ
(画像15)

また、指の入れ方と同時に、パネルを持つ腕も気をつけて欲しい。多くの人は、パネルを持つ左手の腕を平行に入れる。そうすると、脇を開くので指が右下がりに入ってしまう。この状態で左右を切り進めていくと、左が短くて右が長くなってしまう。そのため、左の脇は閉めた状態で、指が切りたいラインに沿って入っているかをしっかり確認する様にする。(画像15参照)

 

原因4.ハサミの入れ方

ワンレングスカットコツ
(画像16)

ワンレングスがキレイに切れない原因の4つめは、ハサミが切りたいカットラインと違う角度で入ってしまうということだ。原因3でお伝えしたように、指を切りたいカットラインに対して沿うように入れても、ハサミが斜めに入ってしまうと、結局ラインが歪み、左右が対象にならない。そのため、カットする直前と、カットをしている時に、ハサミが指に対して平行に入った状態でカットしているかどうかを確認する様にする。(画像16参照)

 

原因5.目線の高さ

 ワンレングスカットコツ
(画像17)

計量カップでメモリを見る時をイメージして欲しい。おそらくあなたは、見たいメモリと同じぐらいの高さでメモリを見るはずだ。上から見降ろしてみたり、下から見上げてみると、正しいものを見ることが出来ない。キレイにカットしているつもりでも正しくカットラインを見ることが出来ていなければ、キレイにカットすることは出来ない。そのため必ず、目線の高さをカットラインの高さに合わせてカットすることをして欲しい。(画像17参照)

また、目線の高さと同時に、距離についても意識してほしい。近くで見たときには良いと思っても、離れてみるとラインが歪んでいることがある。顔の位置が近くにあると、一部しか見ることが出来ない。しかし、顔の位置が少し離れた所にあると、全体を見ることが出来る。全体が見れることで、自分の指が切りたいライン通りに入っているかどうか、ラインが正しいラインでカットされているかどうか、正しいものを見ることが出来る。(画像18参照)

ワンレングスカットコツ
(画像18)

 

原因6.パネルの持ち方

ワンレングスをカットする時は、アウトサイドカットではなく、インサイドカットでカットするようにする。アウトサイドカットだと、ワンレングスを切る体制で指に対して平行に、ハサミが入っているかどうかの確認がしずらい。

他にも、アウトサイドカットでカットすると、段差がつきやすくなったり、切りやすいようにパネルをしゃくって切ってしまったり、体制的に切りにくかったりと色々と不都合だ。そのため、インサイドカットでカットする。ちなみに、スタイリスト、アシスタント問わず、受講生の8割がインサイドカットのハサミの持ち方と開閉の仕方を誤って理解している。以下の動画で正しい持ち方と、開閉の仕方を紹介しているので、是非参考にして欲しい。

*アウトサイドカット・・・手のひらをアウトサイド(自分より外側)に向けてカットするシザーの持ち方
*インサイドカット・・・手のひらをインサイド(自分より内側)に向けてカットするシザーの持ち方

ハサミの持ち方 ハサミの持ち方

 

原因7.チェック

ワンレングスカットコツ
(画像19)

ワンレングスをキレイに切るためには、必ず左右の長さをチェックしながら切り進めていくことが大切だ。確認を忘れて切り進み、最後に左右の長さを確認して長さが合わずに困る人がいる。必ず忘れないようにバックセンター、バックサイド、もみ上げ等、ポイントごとに左右の長さの確認をすることをして欲しい。

途中途中で、左右の長さを確認しながら進むことで、もし、切り終わって左右を確認した時に、長さが左右違ったとしても3ミリ前後の差しかないはずである。もちろん、ここで紹介していることをきちんとした場合だ。左右差が3ミリ以内であれば、見た目で左右の長さが違うという差はないので、問題はない。

ポイントごとの左右の長さの確認を忘れずに実践して、最終的に左右の長さが3ミリ以内で合うようにして欲しい。(画像19参照)

 

原因8.ハサミ

通常使用するハサミは切るときの感覚が、柔らかく切れるように作成してあったり、軽さを重視していたりする。そのようなハサミの場合、薄い髪の毛であれば問題はないが、分厚い髪をカットする場合に毛が逃げて上手くカットできないことがある。

ワンレングスをキレイに切る場合は、ハサミの手入れをしっかりとして毛が逃げないハサミでカットすることが大切だ。

 

まとめ

今回、紹介したことは下記の記事でも詳しく紹介しているので参考にして欲しい。
➤ワンレングスカットコツ!左右の長さを合わせる4つの手順
➤ワンレングスとは?ワンレングスを上手く切るための3つのポイント

また、お客様の要望に合わせたワンレングスのデザインの仕方をヘアデザインを考える2つのポイント!ワンレングス編で紹介しているので、入客している方はこちらも合わせて読んで欲しい。

最後に、今回の8つのポイントをカバーしたワンレングス切り方を動画で紹介する。動画で実際にカットしているので是非、動画を見ながら練習をしたり実践で試して欲しい。今回のポイントをカバーして動画の手順通りにカットすれば、あなたもキレイなワンレングスを切ることができる。

ワンレングスの切り方

この記事を見ているあなたはおそらく、美容の仕事が好きなはずだ。好きでなくても興味・関心があることは間違いない。しかし、好きで始めたはずの美容の仕事が “ カットがわからない  ” ということが原因で自信をなくして仕事が楽しくなくなる、または辞めようかとさえ思う人が多い。

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ワンレングス切り方

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